寄付の相場はいくら?金額に決まりはある?
世界で貧困に苦しむ子どもたちや、震災のあった地域など、少しでも困っている人の力になりたいと「寄付」を考えている方は多いでしょう。
しかし、どれくらいの金額を寄付するか悩んでいる方もいるはずです。そこで本記事では、寄付金額の相場と、金額を決めるポイントを解説します。
寄付金額に決まりはある?
寄付金額は、決まりはなく自由です。1円から寄付できるものもあり、自分が寄付したいと思う金額を自由に寄付できます。
ただし、寄付先団体によって金額の縛りがある場合もあります。
多くの団体では、1回限りの単発寄付と、毎月定額を寄付する定額寄付の仕組みがあります。定額寄付の場合、システムの関係上金額の縛りがあることが多いです。
ここで、寄付先として選ばれることの多いNPO法人の金額の決まりを見てみましょう。
- 日本ユニセフ 定額寄付1,000円~
- カタリバ 定額寄付1,000円~
- フリー・ザ・チルドレン 定額寄付500円~
- ワールド・ビジョン 定額寄付1,000円~
- フローレンス 定額寄付1,500円~
寄付したい団体が見つかったら、金額の縛りがないかどうか見てみてください。
また、2018年に日本で寄付した人の寄付金額の相場は、0円〜2,000円未満が4割を占め、半数以上の人が5,000円未満の寄付をしています。
一方、1割程度の人が50,000円以上の寄付をしていることもわかっています。
参考:令和元年度 市民の社会貢献に関する実態調査
https://www.npo-homepage.go.jp/uploads/r-1_houkokusyo.pdf
このように寄付金額は、個人によって金額の差が大きいのです。
金額を決めるポイントは?
自由に決められる寄付金額ですが、金額を決めるポイントは次の3点です。
- 自分の収入
- 寄付金控除の相当額
- 単発寄付か定額寄付か
それぞれ詳しく見ていきましょう。
自分の収入
まずは、自分の収入から無理のない範囲で寄付金額を決めましょう。自分の収入に対して大きな金額を無理に寄付して、自分の生活が苦しくなっては本末転倒です。
寄付に、金額の大小は関係ありません。1円から寄付できる団体もあるので、無理のない範囲で寄付したい団体に寄付をしましょう。
寄付金控除の相当額
寄付金額に迷ったとき、寄付金控除の相当額を目安にするのも一つの手です。
日本では、国や自治体、NPO法人などの団体に寄付をすると、寄付金額に応じて所得税・住民税が控除される「寄付金控除」という仕組みがあります。
最近よく聞く「ふるさと納税」も、寄付金控除の一つです。
寄付金控除を活用したい場合、寄付金控除を受けるための限度額を目安に寄付金額を決めるとよいでしょう。
寄付金控除には、所得控除となる「寄付金控除」と税額控除となる「寄付金特別控除」があります。
寄付金控除は、国や地方自治体、公益団体などに寄付したものが対象です。所得が控除されるため、所得から基礎控除や扶養控除、生命保険控除などが引かれる際、寄付金控除も一緒に引かれます。
そのため、寄付金控除を利用すると課税所得が小さくなるのです。
寄付金控除を受けるための寄付金額の合計は、所得の40%相当額が上限とされています。
一方で寄付金特別控除は、認定NPO法人や一定条件を満たした公益社団法人などに寄付したものが対象です。課税所得から算出された所得税や住民税の税額から、寄付金特別控除額が還付されます。
寄付金特別控除を受けるための寄付金額合計も、所得の40%相当額が限度です。
どちらの寄付金控除を受ける場合でも、確定申告が必要になります。忘れずに行いましょう。
単発寄付か定額寄付か
単発で寄付するか、定額で寄付するかによっても寄付金額が変わります。
単発寄付の場合は自分で金額を決められることが多いです。一方、定額寄付の場合、前述したように金額の縛りがあることが多いでしょう。
「まずは試しに今回だけ寄付してみたい」という方は単発寄付、「今後継続的に寄付を続けたい」という方は定額寄付がおすすめです。
現金以外の身近な寄付
寄付というと現金の寄付をイメージする方が多いですが、実は現金以外でも寄付する方法があります。現金の負担がないことで、より気軽に寄付ができるでしょう。
現金以外の身近な寄付方法として挙げられるのは、次の4つです。
- ポイント
- アンケート
- クリック募金
- 不要品による寄付
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ポイント
ポイントでの寄付は、dポイントやTポイント、楽天ポイントなど、私たちの生活に身近な多くのポイントで可能です。
また、クレジットカードで貯めたポイントを寄付できることもあります。
ポイントによる寄付は、ポイントの種類によって寄付する団体が異なります。ここで、dポイント、Tポイント、楽天ポイントの寄付先を見てみましょう。
dポイントは、開発途上国支援や被災地支援を行う団体に寄付されます。ドコモユーザー以外の方でも寄付できるのが魅力です。
Tポイントは、「Yahoo!ネット基金」を通じて寄付する仕組みになっています。Yahoo!ネット基金は、寄付先を自由に選べるため、自分が寄付したい団体にポイントで寄付できるのが特徴です。
楽天ポイントは、「楽天クラッチ募金」を通じて寄付ができます。国内外の災害支援や子どもの貧困対策に取り組む団体に寄付されます。
もし余っているポイントがあれば、どんな団体に寄付できるかを調べてみて、気軽に寄付してみましょう。
アンケート
アンケートに答えるだけで寄付ができるものもあります。
アンケートに答える以外の自己負担がないため、より気軽に寄付に参加できるでしょう。
クリック募金
インターネットでクリックするだけで募金ができるものです。1日1回クリックを続ければ、自己負担なしで継続して寄付ができます。
また、検索するだけで寄付になるものもあります。有名なのは、東日本大震災が起きた3月11日に、Yahoo!JAPANで「3.11」と検索するだけで、被災地に1円の寄付ができるものです。
不要品による寄付
不要品による寄付は、「モノそのものを寄付する方法」と「モノを換金してから寄付する方法」の2つに分けられます。
モノそのものを寄付する方法は、不要になった衣類やぬいぐるみ、おもちゃなどを寄付して、海外で再販されたり、新たに使われたりする仕組みです。
具体的には、以下のようなモノが寄付できます。
- はがき・切手・印紙
- 日用品
- インテリア・キッチン雑貨
- 文房具
- 古本・CD・DVD
- 雑貨
- 衣類・鞄・靴
- 化粧品
- 装飾品
- メディカル用品
- おもちゃ・ぬいぐるみ・遊具
上記はあくまで一例です。
不要だと思ったモノでも、世界のどこかでは必要とされていることがあります。モノを捨てる前に、一度寄付することを視野に入れてみてもよいでしょう。
ただし、不要品すべてが寄付できるわけではありません。寄付できるモノは団体によって異なるため、必ず事前に確認しましょう。
一方でモノを換金してから寄付する方法は、不要品を段ボールに詰めて寄付団体に送り、段ボール1箱あたりで決まった金額が寄付できる仕組みです。不要品を送れば、換金自体は寄付団体が行ってくれます。
具体的には、以下のようなモノが寄付できます。
- おもちゃ・ぬいぐるみ
- ベビー用品
- ファッション雑貨
- 衣類
- 古本・CD・DVD
- キッチン用品
- 自転車
- スポーツ用品
- 家具
- 家電
- ブランド品
- 貴金属
上記はあくまで一例です。モノそのものを寄付するときと同様、寄付できる不要品は団体によって異なります。必ず事前にチェックしましょう。
まとめ
寄付の相場や寄付金額を決めるポイントについて解説しました。寄付する金額は、基本的に自由です。1円からの少額寄付でも、誰かの力になれます。
寄付金額に迷ったときは、まずは自分の収入から無理のない範囲で金額を決めましょう。
また、寄付金控除を受けるなら、控除の限度額を目安にすると金額を決めやすくなります。
そのほか、現金以外にも寄付をする方法はあります。現金の負担がないことでより気軽に始められるので、寄付の第一歩としておすすめです。
これから寄付を考えている方は、ぜひ今回ご紹介したポイントを参考に、無理のない範囲で寄付を始めてみてください。
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