寄付と寄附の違い説明できますか?
寄付と寄附?義援金や支援金、募金などそれぞれの違い説明できる?メリットやデメリットは??
日本の寄付市場は世界と比べるとまだまだ規模は小さいですが、一歩一歩成長しています。少しずつ成長している中で寄付にもいろいろな仕組みができています。ふるさと納税やメルカリ寄付、クラウドファウンディングや私たちが運営するモノで寄付ができる仕組みモノドネなど様々な形の寄付の仕組みが出てきており、寄付の選択肢が広がりつつあります。今後も新しい寄付の形がどんどん出来てくるのではないかと思います。また寄付金控除による節税効果など寄付をするメリットも大きくなっていくのではないでしょうか。
少しずつ寄付が浸透し始めている日本ですが、今回の記事の中では「寄付と寄附」の違いや「義援金」や「支援金」、それぞれの意味やメリット・デメリットなどについて解説します。
目次
- 寄付と寄附の違い
- 義援金とは
- 支援金とは
1.寄付と寄附の違い
寄付と寄附は用いる漢字が違うだけで意味は同じです。
一般的には「寄付」という漢字を使うことがほとんどですが、法令や公用文書などで使用する場合は「寄附」と表記します。意味は同じですが使う場所によって使う漢字が変わるということで理解して頂ければ良いと思います。
寄付(寄附)のメリット
・安心して暮らせる社会づくり
寄付を募る団体の多くは、社会問題解決のために活動しています。私たちが住む社会には様々な問題があります。もちろん、国はそれらの問題解決のために多くの施策を行っていますが、完璧ではありません。それら施策からこぼれ落ちてしまう問題があり、それらの解決のために行動しているのが民間の非営利団体です。
非営利団体に対して、「その活動において利益を出してはいけない」「活動はボランティアでなければいけない」という声を聞くことが多いですが、これは間違いです。非営利とは、「その活動において出た利益を、株式会社の配当の様な行為をせず、活動にあてる」ということです。労働の対価として賃金を得ることは利益の分配にはあたらないのです。
目や耳にする社会問題に今現在自分が該当しないとしても、いつ、当事者になるか分からないのが今の社会構造です。寄付をして社会問題を解決するということは、いずれ当事者であったかもしれない未来の自分を救う、安心して暮らし続けられる社会を作ることに繋がるのです。
・寄附金控除を受けられる
寄附金控除とは、国や自治体、国が定める特定の法人へ寄付をした場合に、課税所得から寄付金額の一部を控除できることです。これによって、所得税、住民税が軽減されます。
控除される金額や、特定の寄付先については下記記事をご参照ください。
≫寄付金控除って何?誰でも申請できるの?種類と仕組みを分かりやすく解説
寄付(寄附)のデメリット
・寄付先や寄付金の流れが分かり難い
寄付をするには寄付先を決める必要があります。そして、寄付をする以上はその寄付金を正しく使ってもらいたいと思うのは当然の心理です。
ではどうやってそれを知ることが出来るのでしょうか?答えは、自分で調べるしかない、というのが現状です。
どんなことでも気になったことは自分で調べるのは基本ですが、残念ながら寄付については情報を集めるのはあまり簡単とは言えません。これは、日に寄付文化が根付いていない側面の表れともいえます。
しかし、情報が全く無いわけではありません。国や自治体から認定を受けている非営利団体はその活動内容、資金の流れを公開しています。また、ホームページやSNSなどを活用し、情報公開している団体もあります。
身近なところに情報はありますので、知ることから始めて、不安を解消していきましょう。
2.義援金とは?
義援金とは被災者に直接金銭を送り、渡すことです。
被災者に直接分配されるためNPO団体や、行政による復興事業や緊急支援には使用されません。東日本大震災など特定の災害への義援金を募集することも多いので、自分が応援したい人たちにお金を送ることができます。特定の災害で被害にあった人を励ましたい、応援したいというときは義援金を送りましょう。
メリット・・・義援金が確実に被災者の為に使われること。
デメリット・・・自治体などが義援金を公平・平等に分配する作業を行う為に非常に時間がかかること。
3.支援金とは?
支援金は、被災地で支援活動をする機関や団体に送られるお金のことです。
義援金は被災者に直接金銭が届けられますが、支援金は自分が応援したい団体や関心がある団体に寄付し、被災地の支援活動に活用されます。寄付金は各団体が決定する目的に使われます。
被災地で活動する支援団体を応援したい場合は、支援金を送りましょう。
メリット・・・支援金を集めた団体が使い道を決められるため、集めてから使用までが早くできること。
デメリット・・・いい加減な団体に送ると使途が不透明になりやすいこと。
自分のお金がどうすれば有効に使ってもらえるのかを考えよう。
寄付といってもいろいろの寄付先、寄付の仕組みがあります。寄付を思いついたら、「自分のお金がどうすれば有効に使ってもらえるのか」を事前に考えてみるとよいかもしれませんね。
モノドネでは、あなたの不用品を寄付金に変えることができる新しい仕組みです。
もう使わないけど捨てるにはもったいない。
そういったお品を寄付金に変えませんか?
手続きは3ステップ
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寄付したい団体を選ぶ
モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。
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申し込みをする
申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。
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寄付品を発送する。
メールに記載された発送先へお品を発送する。
※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。
発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。
査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。
お品はそれを必要とする次の誰かにお繋ぎし、リユース・リサイクルされます
あなたにとっての不用品を、モノドネで社会に役立つお品に変えませんか?