3Rの一つ「リサイクルの仕組み」 | なぜ私たちはゴミを分別するのか?

3Rの一つ「リサイクルの仕組み」 | なぜ私たちはゴミを分別するのか?

 

「リデュース・リユース・リサイクル」 
みなさんも一度は耳にしたこともあるのではないでしょうか。すべての頭文字を取って3R(スリーアール)とも言われ、おもに「資源や環境問題への取り組み」を表します。

SDGs目標のひとつに「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」があります。 
令和時代においても、3Rを意識した私生活をこころがけたいものですね。

そこで今回のモノドネ(https://monodone.com/)では、3Rの中から「リサイクル」について詳しく解説します。

これまで「ゴミの分別が面倒と感じ、おろそかにしていた…。」という方は、ぜひリサイクルへの理解を深めていただければ嬉しいです。

 

リサイクルの仕組み・現状

リサイクル(RECYCLE)とは「使い終わったものを、新たに資源として活用する」ことです。スーパー等に設置されたリサイクル回収ボックスで、ペットボトルや食品トレーを捨てたことがある方も少なくないと思います。昨今では、洋服やダンボールが捨てられるリサイクルステーションの設置も増えています。

2020年3月に発表されたゴミ総排出量は、年間4,272トン。これは東京ドーム約115杯分もの量にのぼります。しかし、ごみの量が減ればリサイクルへの取り組みがなくなる訳ではありません。一人ひとりが正しく分別する認識をもち、また分別することで起きる変化・メリットを理解しなければならないのです。

 

ゴミを「正しく分別」して得られる効果とは?

ゴミを分別することで、私たちが生きる世の中にどんなメリットがあるのでしょうか? 
正しく分別しなければならない理由を見ていきます。

分別する理由その1:ごみの量を減らせる

リサイクルをすると、ごみの量を減らせます。アルミ缶やペットボトルを仕分けせずにそのまま捨てると、すぐに埋め立て地がいっぱいになるほか、焼却にもそれなりのエネルギー・費用がかかります。

また焼却するための費用とはみなさんが国に支払う税金です。

分別する理由その2:温室効果ガスの排出量が減らせる

正しくリサイクルすれば、温室効果ガスの排出量を減らせます。温室効果ガスには、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、フロンガスなどがあります。

アルミ缶やペットボトルを焼却すると温室ガスが発生し、さまざまな環境破壊を招く「地球温暖化」を加速させてしまうのです。

分別する理由その3:資源の節約

リサイクルは、限りある天然資源を守る効果もあります。 
天然資源とは「石油・鉄・樹木・魚」など、人間生活の向上の可能性をもつ自然状態にある資源です。

たとえばごみの分別をしない生活を繰り返していくと、私たちの健康・暮らしに悪影響を及ぼしてしまう原因となるのです。

 

リサイクルできるもの

実際にリサイクルできるものを一つずつ詳しく紹介します。

紙は「木材(パルプ用材)」を原料とします。古材をリサイクル資源に有効活用すれば、森林伐採からなる「大気汚染」「地球温暖化」「生物の絶滅・減少」などの自然環境の負担を減らせます。

プラスチック製の容器・包装、ペットボトル

プラスチック、ペットボトルのリサイクルは、天然資源である石油の消費量の抑制につながります。 
温室効果ガスは、3Rの一つ「リデュース」でも問題となっている「地球温暖化」と密接な関係にあります。

地球温暖化が及ぼす環境破壊

  • 海の水が増えて、陸地が減る
  • 動物・植物が少なくなる
  • 気候変化
  • 病気が増える
  • 食べ物が少なくなる

アルミ缶

アルミニウムは「ボーキサイト」を原料とします。 
ボーキサイトとは「天然資源」のひとつ。アルミ缶をリサイクルすることで、貴重な天然資源の消費抑制につながります。

スチール缶

スチール缶は、ほかの原料と違い「100%マテリアルサイクル」です。半永久的にリサイクルできます。

リサイクル率が高い原料ほど、製造工程を短縮できます。石油や天然ガスなどのエネルギーの消費量を減らすことは、環境保護へと役立ちます。

ガラスびん

ガラスは「珪砂・ソーダ灰・石灰石」などを溶かしたものが主原料です。また使用済みのガラスは「カレット」と呼ばれる、ガラスを細かく砕いた原料で再利用されます。

また、ご家庭で出るガラスびんは「リターナブルびん」と呼ばれます。リターナブルびんは、最も環境にやさしい容器として知られています。

自動車

自動車には「自動車リサイクル法」という法律があります。自動車リサイクル法とは、ゴミを減らし、限りある資源を無駄遣いしないリサイクル社会を作るために、自動車メーカーや輸入業者の役割を定めた法律です。

ただし、車の撤去はすこしやっかいで、個人や業者が勝手に触ることはできません。かならず前の持ち主(所有者)がいるためです。業者とは、不動車を無料で引き取りする「廃車買取業者」のことです。

所有者の実印、印鑑証明書があって、初めて撤去がおこなわれます。

自転車

自転車は、鉄、スクラップとしてリサイクルできます。鉄は廃棄されたあと、スクラップに変わり、新しい鉄製品へ生まれ変わります。

また電力を必要とする「電動アシスト自転車」では、バッテリーを分別します。 
バッテリーは自転車の販売店が回収するケースも多いです。

家電製品・携帯電話・パソコン

もともと家電製品は「一部の金属(鉄など)」を回収し、残りは埋め立て処分されていました。その後2001年に家電リサイクル法が作られ、テレビ・冷蔵庫などの廃家電を効率よくリサイクルできる仕組みが成り立ったのです。

 

企業によるリサイクルの取り組み

企業が取り組む「リサイクル」には、どのような実例があるのでしょうか。 
みなさんがよく知る有名企業でも、数年前からリサイクル活動が始まっています

ユニクロ

ユニクロでは、服から服、燃料や素材へのリサイクルをおこないます。各店舗にRE,UNIQLO回収ボックスを設置し、固形燃料や自動車防音材など「新たな製品 」の再生に取り組みます。

マクドナルド

マクドナルドでは「おもちゃリサイクル」というリサイクル活動をおこないます。 
使わなくなったハッピーセット(メニュー)のプラスチック製おもちゃを回収し、店内で使う「みどりのトレイ」「リサイクルBOX」へと生まれ変わります。

イオン

これまでイオンは、資源回収ボックス、古紙・ペットボトル回収機、寄付参加型ペットボトル回収機などの設置をおこなってきました。2020年度回収量は3億6,495万本、回収量は5,839トンにのぼります。

ルイヴィトン

世界的ファッションブランド「ルイヴィトン」では、2025年までの製品の100%がエコデザイン(環境配慮設計)に準拠すると発表しています。また、イベント・ショーウィンドウで使用される材料も、100%の再利用・リサイクルを目指します。

バーバリー

バーバリーは、2025年までにプラスチック包装を廃止して、再利用や再生・分解できるものに限定します。ほかにも、ラッピング材をポリ袋などの環境を考慮したものに変更、ハンガー回収プログラムなどでリサイクルを促進します。

 

私たちができるリサイクル活動

個人ができるリサイクルの10の取り組みを、一覧でまとめてみました。 
まだ意識されていなかった方は、できることから始めてみてくださいね。

  1. ゴミは地域のルールに従う 
    きちんと地域のごみ分別ルールに従いましょう。リサイクル活動の基本です。
  2. リサイクルの知恵を増やす 
    リサイクルに関する知恵を増やし、ひとつでも多くの社会貢献に参加しましょう。
  3. リサイクル活動に参加する 
    自治体やNPOのボランティア活動にも参加してみましょう。
  4. 詰め替えられる商品を選ぶ 
    使い切りではなく、詰め替え可能な商品を選びましょう。
  5. 最後まで責任を持って使う 
    購入した商品は、最後まで責任をもって使用・処理しましょう。
  6. 近場で買い物をする 
    どうしても欲しいモノ以外は、近所のお店・ネットショッピングを活用しましょう。
  7. リサイクル商品を選ぶ 
    リサイクルで作られた商品、中古商品も選んでみましょう。
  8. リサイクルショップを活用する 
    不用品はできるだけリサイクルショップなどで買い取ってもらいましょう。
  9. フリマサイトを活用する 
    買取できないものは、フリマサイトやオークションも活用しましょう。
  10. 捨てる前にほしい人に譲る 
    迷惑にならない程度で、欲しい人に譲ることも検討しましょう。

モノドネでは「不要になったものをお金に変えて」、NPO・団体に寄付ができます。 
ゴミだと思っていたものでも、ほかの人が必要とする可能性もあります。リサイクルへの参加のひとつとして、ぜひご検討ください。 
>>モノドネを詳しく見る(https://monodone.com/)

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