モノドネ登録団体のご紹介Vol.3 / 認定NPO（愛知）プラス・エデュケート

今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。第三回目は、愛知県を活動拠点にする認定NPO「プラス・エデュケート」です。

認定NPO「プラス・エデュケート」の概要

プラス・エデュケートとは？

プラス・エデュケートは「多様な人材が活躍する持続可能な社会の実現」を目指すNPO法人です。   
具体的には、日本に居住する外国人児童に対して「質の高い日本語教育が受けられる環境づくり」をおこなっています。

活動拠点とする愛知県は「外国人児童数がもっとも多い県」と、2021年に文部科学省が発表しました。資料によると、小学生だけで10727人、中学生と合わせると約15,000人にも及びます。

また、プラス・エデュケートでは教育の場の提供のみならず、日本に来たばかりで生活文化に戸惑いのある子どもたちとのコミュ二ケーションも大切にします。

活動内容、寄付の使い道

プラスエデュケートの外国人児童問題に対する活動は、大きく4つに分けられます。

1. 放課後学習支援
2. オンライン教室
3. 指導者の育成
4. 人的支援募集

放課後学習支援

放課後学習では、「日本語初期指導」を終えた子どもたちの強化学習を支援します。日本語初期指導とは「日本の学校生活のなかで、最低限必要となる生活習慣・日本語を身につけること」です。現在、プラスエデュケートには50名ほどの小中学生が通室。   
この放課後学習は2021年まで助成金を賄って運営していましたが、2022年度に廃止されるとも言われています。   
※助成金・・・おもに国や地方公共団体から支給されるお金

みなさんからの寄付金は、放課後学習支援を続けるための運用費に使われます。

オンライン教室（日本語会話、放課後学習、高校進学）

オンラインの目的は、さまざまな理由により通室できない（通えない）子どもたちにも学習の場を提供することです。「もっと勉強したい！」という好奇心があっても、現状は学べない児童もたくさんいます。

みなさんからの寄付金は、タブレット（iPadなど）の購入費、事業継続するための運用費に使われます。

日本語指導者の育成

外国人児童に対する教育だけでなく、指導者の育成にも力をいれます。法人代表の森顕子さん は、「ただ教えるのではなく、子どもには質の高い教育が必要」と考えています。

しかし、現状でそのような教育をおこなうまで「指導者の育成」が追いついていません。算数、理 科、社会など、「教科理解」ができる日本語力を身につけるには、指導者にも専門家としての知識・経験が必要です。

みなさんの寄付金は、指導者を育成するための研修会（企画・運営）に使われます。

放課後学習支援（人的支援募集）

プラス・エデュケートでは、活動メンバー以外で放課後学習に参加してくれる支援者（ボランティ ア）を募集します。

※週1日から可能。

ご興味のある方は、プラス・エデュケートまでメールでご連絡ください。   
>>詳しく問い合わせる(https://www.plus-educate.org/contact)

学校に行きたくてもいけない子どもたち

文部科学省の過去の調査によると、日本全体に約1万人以上「就学できない外国人の子ども」がいることも分かっています。就学できない理由は次のような原因があげられます。

• 学校へ行くためのお金がない
• 日本語がわからない
• 母国の学校と生活・習慣が違う
• 勉強がわからない
• 学校へ行くと、いじめられる
• 学校へ行かなくて良いと考えている、など。

このうち、一番多い理由は「学校へ行くためのお金がない」。家庭の問題で学校にいけない外国人の子どもを救援する団体も増えてきました。

日本は著しく人口が減っている国です。「国籍関係なく未来の子どもたちの教育・成長を見守る」 ことは、ひとつの社会貢献と言えます。

※認定NPOプラス・エデュケート寄付は税額控除対象です。   
>>プラス・エデュケートを応援する(https://monodone.com/detail/3/)