モノドネ登録団体のご紹介Vol.8 / 認定NPO「つくし」

今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。第7回目は、聴覚・ろう重複障がいの方々およびその家族まで、社会参加と自己実現を支援する認定NPO「つくし」です。

認定NPO「つくし」の概要

認定NPO「つくし」とは？

愛知県を活動拠点とする「認定NPOつくし」の始まりは、1996年2月の「まつぼっくり」のお母さんからお話を聞く会です。その同年の5月には、ろう重複障害児（者）の作業所を作る会として「つくしの会」へ改名。

ろう重複障がいとは「聴覚障害のほかに、重複して別の障害をかかえること」です。また、聴覚障害と視覚障害をもつ子どもや大人を、盲ろう重複障がい児（者）といいます。

平成29年「愛知県障害福祉計画」によると、県内の障害者のそのうち聴覚障害者数は18,399人です。

つくしは、聴覚・ろう重複障害をもった子ども・大人・高齢者が通う「通所デイサービス」、お出かけや地域のなかで障害をもっていても安心して暮らせるように「ホームヘルプ」、暮らしや相談の場などさまざまな形で寄り添い、サポートしつづけています。

活動内容、寄付の使い道

NPO法人のつくしは、現在「愛知県・三重県に11カ所（本部除く）の事業所」を展開しています。各事業所ではそれぞれ取り組みのカタチが異なります。一人でも多くの聴覚・ろう重複障害の方が通えるよう、支援や建築計画を進めているのです。

聞こえない子どもたちの通所「藤（ふじ）」が、一宮市に新規オープン

一宮市の「藤（ふじ）」は、令和3年10月にオープンしたもっとも新しい事業所です。    
事業所のおもな活動は、放課後等デイサービス、児童発達支援です。

放課後等デイサービスとは、障がいのある子どもや発達に特性のある子どものための福祉サービスです。つくしが運営する藤（ふじ）では、聞こえない幼児から高校生までの子どもたちが通います。

支援された寄付金は、事業所をオープンすると同時に必要となる遊び道具（レゴ、トランプ、お絵描きセット、ボール、縄跳び）の購入費として活用されました。

本部社屋の建設

つくしではこれまで各支援に取り組む事業所を設置させると同時に、拠点のネットワークとなる本部社屋の建設計画も進められてきました。

建設には多くの予算が必要となるなか、会員・支援者の方々の後押しもあり、本部社屋の建設は無事おこなわれたのです。

また今後、支援で集められた寄付金も、新たな事業所の建設・各事業所の運営費などに使われます。

手作り製品「TeDe」・物資の販売事業

NPO法人つくしでは、夏と冬にきょうれんさんの手作り製品「TeDe」・物資の販売も、接客的におこないます。

「TeDe」とは、大切に育ててきたハーブで作られたさまざまな製品のこと。「手で」という意味と、スペイン語の「あなたの」といった意味が込められています。

また物資販売では、各事業所・学校関係の協力も得て実施されています。売上の一部はNPO法人つくりの利益となり、給料・仕事で必要となる材料の購入費に使われます。

つくしへ寄付できるもの

認定NPOつくしへ寄付できるもの、寄付の手順をご紹介します。

物資での寄付をご検討中の方は団体へ直接お問い合わせください。    
※認定NPOつくしは税額控除対象です。    
>>認定NPOつくしを応援する    
(https://monodone.com/detail/7/)