モノドネ登録団体のご紹介Vol.12 / 認定NPO「パンドラの会」

モノドネ登録団体のご紹介Vol.12 / 認定NPO「パンドラの会」

 

今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。第12回目は、障がい・疾病をもつすべての人たちが地域社会で安心して働くための「ひとり一人の土台作り」をお手伝いする、認定NPO「パンドラの会」です。

 

認定NPO「パンドラの会」の概要

法人名認定NPO「パンドラの会」
設立2001年
住所〒4480003 刈谷市一ツ木町1丁目1番地13
公式ホームページhttps://npo-pandora.com/

 

「パンドラの会」とは

パンドラの会は、障がいのある子どもを持つ母親の「我が子が将来安心して働ける場を自分たちで作ろう」という想いから、2001年に発足した団体です。

設立当初の団体名は「おかし工房パンドラ」。      
約10年間のNPO活動を経たのち、2012年に愛知県で第一号の認定NPO法人となりました。

ほかにも就労移行支援事業所のS&Jパンドラ(2010)・ピポットパンドラ(2022)を開設、全国ソーシャルビジネス55選(経済産業省)に選ばれるなど、さまざまなかたちで障がい・疾病をもつ方が働くことの支援に注力し、問題解決に取り組み続けます。      
>>認定NPOについて(https://monodone.com/article/22)

 

障がい者を対象とした雇用の現状

日本における障がい者の雇用数は、10年以上も前から右肩あがりの推移を見せています。      
民間企業を対象にした令和3年(2021)の障がい者雇用数は「59.7万人」。      
※身体障害者が35.9万人、知的障害者が14万人、精神障害者が98万人(厚生労働省が2017年に発表したデータ)中でも、精神障害者は前年と比較して「11.4%増」と大きな伸び率となりました。

また、ハローワークの障がい者を対象にした職業紹介状況でも、2009年から2021年までで約2倍以上に増加。

現在は、障がい者が民間企業などで働くにあたって政府から障害者雇用率制度・障害者雇用納付金制度も設けられているほか、「社内の理解を深める」「適切な仕事を割り当てる」など企業の取り組みも盛んです。

 

活動内容、寄付の使い道

認定NPO「パンドラの会」のおもな取り組み・寄付金の使い道を紹介します。

  1. ピボットパンドラ
  2. S&Jパンドラ
  3. 自己表現と交流の連続ワークショップ

ピボットパンドラ

ピボットパンドラでは、こころと身体・知識とスキルを習得して、障がい者ひとり一人が「地域社会に自然と溶け込んでもらうこと」を目的とします。

「こころの身体」では、アロマセラピー・マインドフルネス・働く身体づくりなどを。      
「知識とスキル」では、自己分析・パソコン基礎・各種作業体験プログラムなどから習得します。

こころと身体アロマセラピー

こころと身体・知識とスキルの「基礎」を身につけて・・・

  • 生活記録
  • ストレスコーピング
  • グループ認知行動療法
  • アサーション
  • 公文式学習(英語)
  • ゆったり体操
カラーセラピー
マインドフルネス
各種生活相談
話し馬・・・こころの居場所
働く身体づくり
知識とスキル自己分析
企業研究
パソコン基礎・アドバンス講座
各種作業体験プログラム
ビジネス・ゲーム

たとえば公文式学習(英語)では、公文教育研究会(くもんきょういくけんきゅうかい)と正式契約して、指導・運営等のサポートを受けています。公文教育研究会は大阪府大阪市を拠点とし、学習塾のフランチャイズ展開する会社です。      
>>KUMON公式ホームページ(https://www.kumon.ne.jp/)

公文式学習は、年齢・学年にとらわれず、ひとり一人のレベルに応じた学習で、学年を越えて進む」学習方法として有名です。

ピボットパンドラではタブレット(電子機器)を使って基本的な英語の読み書き・発音の能力を身につけていき、集中力の向上などをはかります。

皆さまからご支援いただく寄付金は、各プログラムに必要な運営費、道具購入費などに当てられます。

S&Jパンドラ

S&Jパンドラでは、「自分らしくじっくりと力をつけ、納得のいく仕事に就きたい」という方に向けた就職支援サービスです。たとえ障がいがあろうと、一人ひとりの「納得感」を大切しながら、さまざまな学習・就活実習を通して楽しく前進していきます。

また、S&Jパンドラと愛知県経営者協会とのコラボによる「地域の企業の障害者雇用改造計画」も企画します。

愛知県経営者協会は、人事や労務に関わる課題に使用者(経営者)側の立場で取り組む専門団体です。

独自が持つデータ・850社以上にも及ぶ会員ネットワーク等を活かして、会員企業の「人事・労務の実務」に役立つサービスを提供します。      
>>愛知県経営者協会(https://www.aikeikyo.com/about/overview/)

「働きたい」という夢をもつ障がい者も決して少なくありません。      
その一方、企業側が障がい者雇用を進めるうえでは

 

「まずは何から始めればよいのだろうか…」      
「社内の理解をどう得るのか…」

 

などの不安や悩みが発生します。

S&Jパンドラはそんな夢を少しでも地域に拡げられるよう、12月にはZoomを用いた「取り組み報告会」も開催予定です。

自己表現と交流の連続ワークショップ

2017年1月から毎月開催する「自己表現と交流の連続ワークショップ」では、これまで500人以上の方が参加されています。      
このワークショップは「コミュニケーションに生き辛さを抱える人」すべてに、ゲームなどを通じて楽しく学んでもらうことが目的です。障がいをもつ・もたないに限らず「働きやすい職場づくり」や「コミュニケーションの苦手意識」などに関心があれば、誰でも参加できます。

また、当ワークショップはNPOのパンドラの会が独自でおこなうプロジェクトのため、事業を継続するためにも会員費・寄付金が必要となります。

パンドラ通信で活動報告を確認できる

パンドラの会では、「パンドラ通信」にて各プロジェクトの活動報告を確認できます。      
報告には、寄付の実績、イベントの開催、就職状況などが掲載されます。      
※新規リニューアルのため、現在はVol92.Vol93のみ

寄付の実績、他業者からの支援、イベント情報(2022)

  • ウクライナ緊急支援で、ウクライナ大使館へ34,000円の寄付
  • トヨタ車体株式会社よりマスクの寄付
  • 子ども食堂「ほっとライス」より、電子レンジを寄付
  • 株式会社デンソーにお菓子販売の協力
  • 2022年2月から4月に3名の就職決定
  • おかし工房パンドラのクリスマスケーキ売上総額105万円(2021)

 

「パンドラの会」へ寄付できるもの

「パンドラの会」へ寄付できるもの、寄付の手順をご紹介します。      
※現在、パンドラの会への直接寄付は準備中のためおこなえません。      
当サイト「モノドネ」を通してご支援ください。

寄付できるも の種類-直接支援される場合は、団体様へご確認ください。
金銭振込-
クレジットカード-
物品-不用品をお金に替えてからの寄付ができます。      
>>モノで寄付の【モノドネ】を詳しくみる      
https://monodone.com/donation_items/
ボランティア--

物資での寄付をご検討中の方は団体へ直接お問い合わせください。      
※「パンドラの会」は税額控除対象です。

>>認定NPO「パンドラの会」を応援する(https://monodone.com/detail/12

モノドネでは、あなたの不用品を寄付金に変えることができる新しい仕組みです。
もう使わないけど捨てるにはもったいない。
そういったお品を寄付金に変えませんか?

手続きは3ステップ

  1. 寄付したい団体を選ぶ

    モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。

  2. 申し込みをする

    申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。

  3. 寄付品を発送する。

    メールに記載された発送先へお品を発送する。

    ※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。

発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。 査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。

※寄付金控除を受けるには領収書が必要ですので、お申し込みの際に領収書希望を選択ください。

お品はそれを必要とする次の誰かにお繋ぎし、リユース・リサイクルされます
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