モノドネ登録団体のご紹介Vol.16 _ 認定NPO「オリーブの家」

モノドネ登録団体のご紹介Vol.16 _ 認定NPO「オリーブの家」

 

今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。第16回目は、虐待・DVの被害に苦しむ親子と女性のために働きかける「認定NPO法人 オリーブの家」です。

認定NPO「オリーブの家」の概要

法人名認定NPO「オリーブの家」
設立2017年 ※認定NPO取得:2020年3月
住所〒708-0871 津山市中島232-11
公式ホームページhttps://olivehouse1225.wordpress.com/

 

認定NPO「オリーブの家」とは

オリーブの家の発足は2017年です。団体トップの山本康世さんは、もともと20年以上も心理カウンセラーとして活躍していましたが、仲間たちと一緒にNPO法人を立ち上げ、DV・虐待などの暴 力問題、貧困のひとり親家庭の保護に向けて活動を始めます。

団体を設立してからは、行政や他のシェルター行き場で相談するも親身に受け止められず、行き場をなくして子どもと無理心中まで考えたご家庭にも直面したそう。

2020年に認定NPO資格を取得し、各企業や団体からも積極的に支援を受けています。

 

津山市によるDV・虐待問題の現状

オリーブの家を運営する岡山県津山市内の児童虐待通告は、2019年度で「278件」。      
前年2018と比較して、66件増となります。     

2020年以降は新型コロナウイルス感染拡大防止のための「外出自粛」もあり、全体で1割〜2割の件数増加が見られました。     

通告で最も多いのが「ハイリスク」、また虐待と発覚しているものでは「ネグレクト」です。 ハイリスクとは、端的に「虐待を引き起こすリスクのある状態」です。 たとえば子育てのむずかしさ、近親者・友人・地域からの孤立などで、精神のバランスを崩し、子どもまたは同居人に手を出さざる得ません。     

またネグレクトの定義は「幼児・高齢者・障害者などの社会的弱者に対する保護・養育義務を果 たさずに放棄、放任」と言われています。 要するに「育児または介護を放棄(忌避)する行為」です。     

ネグレクトはストレスの多い生活環境や不十分な育児技能など、複数の要因が組み合わさることで生じてしまいます。 また片親家庭の場合も、収入が安定しないことでネグレクトに直結する可能性が生じます。

 

代表の想い

オリーブの家では「誰もが安心して生活できる社会の実現」をビジョンとして掲げ、女性の社会的 地位の向上と家庭内暴力の解決に向けて活動してきました。     

代表の山本康世さんは、自身のホームページで 「社会全体で守っていこうという共通価値観を広め、安心して結婚したり、子どもを産んだりできる 環境を作る一助になれば」とおっしゃっています。     

2017年のNPO設立当初から現在に至るまで、DV保護シェルターの設置・カウンセリング事業な どを通じ、多くの母子の笑顔を取り戻してきたことは間違いないでしょう。     

>>認定NPOについて(https://monodone.com/article/22)

 

活動内容、寄付の使い道

認定NPO法人「オリーブの家」が取り組む具体的な活動・寄付金の使い道を紹介します。

1. DV保護シェルター・移住支援   
2. カウンセリング事業   
3. 貧困・ひとり親家庭への支援   
4. DV被害児童への学習支援

 

DV保護シェルター・移住支援

DVまたは暴力を受ける母親・子どものための移住支援として、保護シェルターを運営します。 少しでも心身ともにケアできるよう、オリーブの家では長期滞在できる清潔できれいな一時保護ルームを用意します。     

実際に母親を持つシェルターを利用した子どもは、     

「お母さんは前より泣かなくなったし、笑うようになった」 「ぼくとお母さんをたすけてくれてありがとう」     

と胸のうちを語りました。

寄付金の使いみち:保護シェルターの設備、清潔に保つためのメンテナンス費用など

 

カウンセリング事業

各暴力行為の被害者に対するカウンセリング事業も、メイン活動の一つです。解決できない悩み をいつまでも一人で抱えていると、状況はさらに悪化してしまうばかり。 DVや虐待、子どものこと、対人コミュニケーションなど、どんな些細な悩みの相談も対象です。     

また法人でDV被害者の相談に乗っている相談員だけでなく、心理カウンセラー、保育士、看護師の方ともカウンセリングが可能です。

寄付金の使いみち:カウンセリング事業の運営費、開催費など

 

貧困・ひとり親家庭への支援

オリーブの家では、各企業や団体と提携を組み「貧困家庭・ひとり親の子どもたち」に物品支援するほか、女性用と子ども用の洋服なども揃えます。

提携企業・団体主な事業内容
グリーンコープ生活協同組合連合会直産、国産、民衆交易、リユース・リサイクル、子育て支援、生活再生支援など
食品ロス中央ライフサポート食品ロスの流通・輸送に関わるネットワーク作り
GCOOPオリジナルの化粧品や生活用品などを製造・販売

また団体からの支援だけでなく、一般の寄付者からの食品・生活用品の物資も受付中。  ※現在は一部の生活用品と食料品のみ

 

DV被害児童への学習支援

DV被害児童への学習支援も欠かせない取り組みです。 保護シェルター内で親子が滞在している間、ほとんどの子どもたちは学校に行くことができません。学校へ行けない、すなわち学力が身につかないままの未来を余儀なくされます。    

そこで子ども達の学習が遅れないよう、NPO法人オリーブの家が保護シェルター利用中の子どもたち、母子家庭の子どもたちへ家庭教師を派遣。 自らスタッフが勉強して教えることもあります。    

またセラピー・自然体験学習を取り入れて、身体の健康にも配慮しながら学習の環境を整えています。

寄付金の使いみち:学用品を揃えるための購入費、家庭教師派遣のための諸費など

 

メディア出演・媒体掲載の実績

オリーブの家では、さまざまなメディア(テレビ・新聞など)への露出も積極的におこなってきました。   

TV出演日番組・内容
2020年6月4日津山テレビ:「新型コロナの影響でDV増加!緊急保護シェルターの現状!」
2020年6月29日NHKおはよう日本:【新型コロナの影響で寄付が集まらず危機に直面するNPO   
DV・虐待を受けた女性を保護するNPOの活動に密着】
2020年11月12日OHK Live News【無くならないDV シェルターから見えた現状】
2020年11月17日OHK Live News【コロナ禍で社会問題 DV被害者の悲痛な叫び】
新聞・雑誌内容
2019年9月18日読売新聞掲載:理事長が電話取材を受け、コメントを掲載
2021年5月2日山陽新聞掲載:理事長とシェルター利用者が取材を受け、記事を掲載
2021年12月1日読売新聞掲載:上記同様
2021年12月号雑誌JAKEN:NPO法人の紹介ページで掲載
2022年4月号雑誌JAKEN:「利用したい!知りたい!私たちの活動」で掲載

>>その他のメディア掲載実績

メディアへの露出は団体の知名度をあげるための大切な役割を果たすほか、 団体の活動が活発であることも証明されます。 ぜひご寄付されるときの参考にしてください。

 

認定NPO「オリーブの家」へ寄付できるもの

「オリーブの家」へ寄付できるもの、寄付の手順をご紹介します。

寄付できるもの種類
  • 単発寄付
  • 継続寄付 ※一口500円から
  • 会員(マンスリーサポーター)    
    ※一口1,000円から
直接支援される場合は、 団体様へご確認ください。
金銭振込
  • 銀行口座へ振込   
     ※中国銀行・ゆうちょ銀行
クレジットカードVISA、JCB、MasterCardなど各種
その他
  • READYFOR「オリーブの家おやこ基 金」
  • ソフトバンク「つながる募金」
  • Amazonみんなで応援プログラム、な      
物品
  • 消耗品 『トイレットペーパー、ティッシュ、キッチンペーパー、ウェットティッシュ、サランラップ、フローリ ング用ウェットシートなど』
  • 食料品 『赤ちゃん用のお水、レトルトやフリーズドライ 製品など長期保存の出来る食品など』      
    ※物資の状況により、募集内容は随時変動します。 かならず団体にお問い合わせ後、郵送されますようお願いします。
不用品をお金に替えてからの 寄付ができます。   
 >>モノで寄付の【モノドネ】を 詳しくみる    
https://monodone.com/donation_items/
ボランティア

物資での寄付をご検討中の方は団体へ直接お問い合わせください。 ※「オリーブの家」は税額控除対象です。

>>認定NPO「オリーブの家」を応援する (https://monodone.com/detail/16)      
 

モノドネでは、あなたの不用品を寄付金に変えることができる新しい仕組みです。
もう使わないけど捨てるにはもったいない。
そういったお品を寄付金に変えませんか?

手続きは3ステップ

  1. 寄付したい団体を選ぶ

    モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。

  2. 申し込みをする

    申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。

  3. 寄付品を発送する。

    メールに記載された発送先へお品を発送する。

    ※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。

発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。 査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。

※寄付金控除を受けるには領収書が必要ですので、お申し込みの際に領収書希望を選択ください。

お品はそれを必要とする次の誰かにお繋ぎし、リユース・リサイクルされます
あなたにとっての不用品を、モノドネで社会に役立つお品に変えませんか?

モノドネについて知る

全ての記事