モノドネ登録団体のご紹介Vol.18 _ NPO法人 風の会
今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。 第18回目は、重度の障がいをもつ方々の支援を活動軸にするNPO法人「風の会」です。
認定NPO法人 風の会の概要
法人名 | NPO法人 風の会(かぜのかい) |
設立 | 1997年4月1日 ※法人化:2005年4月1日 |
住所 | 〒459-8001 名古屋市緑区大高町字一色山23 |
公式ホームページ | https://kazenokai.jimdosite.com/ ※モノドネが提携するNPO「風の会」は、上記URLの重度障害者を支援する団体です。 風の会は複数存在しますので、お間違えのないようご注意ください。 |
「風の会」とは
1997年に愛知県名古屋市で発足した「風の会」は、幼少期より、または大人になってから重度の障がいを抱える方々のサポートをする団体です。2005年にNPO法人資格を取得した後も数多くの企画やイベントをおこなうなどして、利用者の日々の何気ない生活から支援してきました。現在は13名ほどの方が利用しており、幼い子どもから高齢者まで幅広く対応します。
重度障害者の現状
日本国内における重度の障がい者の現状をおさらいしておきます。
重度障害者とは
重度障害者とは、障がいのうち上位の等級、または中度の障がいを複数かかえる者を指します。障害の程度は、軽度・中度・重度の3つに分けられます。
また、この重度障害者は「障害者雇用促進法」に明確に定義づけられています。
– 重度障害者の定義 –
|
|
上記以外の場合は「重度障害者」には該当しません。
私たちも「障がい者」という言葉の表面は知っていても、日常生活で深く考える機会も少ないと思います。その構造は非常に複雑であり、数々の解決しなければならない課題を抱える社会福祉とも言えます。
障害者人口の推移
日本の障害者人口が年々大きな増加を見せているのも事実です。
内閣府の調査によれば、2006年では655.9万人だった障害者の数が、2018年では「 936.6万人」。障害の等級はあるものの、12年間で200万強増加。また2018年の日本総人口1.265億人から算出すると、約13人に1人が何らかの障がいを持っている状況です。
この障がい者人口は「先天性障害」と「後天性障害」に大きく分けることができます。
生まれつきの障害(先天性) 先天性障害とは、生まれた時点で身体の一部に異常(障がい)がある状態をいいます。脳、骨、筋肉などのあらゆる箇所で生じるケースがあるなかで、最も頻度が多いのは心臓と言われています。
先天性障害を患ってしまう原因は次のとおりです。
- 母親または父親からの遺伝
- 妊娠中の感染症
- 栄養不足、など
- 病気や交通事故による障害(後天性)
後天性障害とは、病気や交通事故などによって身体の一部に生涯患わなければならない異常がある状態をいいます。
後天性の場合「後遺症」と「後遺障害」のどちらかが残ります。言葉が似ている後遺症と後遺障害ですが、意味は異なります。
後遺症は、治療し続けても完治せず、身体・精神の一部になんらかの症状が残ってしまうような状態です。また後遺障害は、交通事故により受けた傷害をそれ以上治療しても回復が見込めない状態です。
後遺障害は全部で14種類のランクがあり、たとえば等級14では「親指以外の指骨のいずれかを失う」などが該当します。
そのほか、子どもから大人まで発症する「発達障害」も該当します。近年はこの発達 障害者(特に子ども)の増加も社会問題としてニュースやテレビで取り上げられることが多いです。ここでは深く紹介しませんが、ADHDといった発達障害の認識が広まったことで、軽度の症状でも気軽に診断できるようになったことが理由の一つとされています。
障害者の現状について一部ご紹介しましたが、風の会は重度障害を持つ方々を中心に支援をおこないます。重度障害者の介護には言葉で表せない大変さがあり、利用者への対応・入浴介助が思うようにいかずに辞めてしまう方もいます。
将来的にも社会福祉が求められる日本において、障がい者の問題に対し「同じ志をもったメンバー・ボランティアが善意で取り組む組織」は間違いなく必要となるでしょう。
>>認定NPOについて(https://monodone.com/article/22)
活動内容、寄付の使い道
NPO法人「風の会」のおもな取り組み・寄付金の使い道を紹介します。
|
施設利用者の日常活動サポート
日常活動のサポートは「風の会」の活動の柱です。
障がいをもつ方々は、普段の何気ない日常を求めて利用するケースも多いです。障がいを持たない人が当たり前のようにできる、会話・食事・遊び・趣味などです。自由の効かない身体では、したいことも思うようにできません。
利用者に過度なストレスを与えないためにも、こうした障がい者の日常活動をサポートすることは基礎基本であり、また精度がとても求められてきます。
また施設利用者の方々は自宅で過ごされる方も多いです。風の会では、施設内の取り組みだけでなく「ショートステイ」や「ホームヘルプサービス」なども実施して、幅広い形で重度障がい者の生活を支援します。
年間季節行事の開催
年間季節行事の開催は、施設利用者にとって楽しみのひとつです。風の会には「ひこうき雲」という名のボランティアサークルがあり、定期的に年間行事が行えるようチーム一丸となって努めます。
ボランティアサークルには一般社会人から主婦まで幅広い年齢層の方々が参加。メンバーや利用者と交流を深める大切な活動です。
– 年間季節行事の開催 –
- 2022/7/9夏祭り 【イベント内容】さをり・紙すき製品の販売、沖縄民謡のステージ、くじ引き、 各出店など
- 茶話会
- ボーリング大会
- 節分
- 秋祭り
- 餅つき大会
- 初詣
- 忘年会
- クリスマス会
- ウィンターフェスティバル(ショッピングモール内)
- 利用者のお誕生日会、など。
>>上記以前に行われた風の会の年間行事(コチラから)
そのほか、風の会では利用者が自ら手作りのさをり製品(Tシャツ、織りポーチ)、多肉植物などを手掛け、お祭りやバザーといったイベント等で販売をおこないます(売上金は団体の活動費として使用)。
【緊急】湧水対策工事費の救援
風の会は令和3年4月より、新築施設の生活をスタートさせました。そんな中、開始早々に建物の床下に湧水が発生するという問題に直面します。地下を通る水道管の破裂なども考えるなかで、調査結果にて山からの湧水と発覚したのです。湧水を止める工事にはおよそ500万円の資金がかかり、引き続き支援や協力を呼びかけています。
行政・教育機関・企業との連携、そのほか実績
NPO法人「風の会」の企業との連携、そのほか支援や寄贈の実績をまとめました。
寄贈、助成金
- 2022年7月2日
「ベストスカイ」より
除菌ジェル・除菌液の寄贈
- 2022年3月
一般財団法人「日本メイスン財団」より
床走行リフトの助成金(納品済み)
- 「緑区社会福祉協議会共同募金助成事業」より
NPO法人風の会 総合防災訓練の助成金
メディア取材
- 2021年4月19日~4月25日放送
中部ケーブルネットワークの取材
テーマ 「風の会リニューアルオープン」
- 3月28日
中日新聞の朝刊(名古屋市)市民版
”竣工式・開所式”の記事掲載
SNS・ブログ
SNS(フェイスブックやインスタグラム)やブログでも近況報告をされており、更新頻度も高めで す。
ツイッター(https://twitter.com/NPO98866120)
フェイスブック(コチラから)
「風の会」へ寄付できるもの
NPO法人「風の会」へ寄付できるもの、寄付の手順をご紹介します。
応援したいと思った方は、ぜひ下記を参考にご支援ください。
寄付できるもの | 種類 | 一回のみの寄付 /一口1,000円(最低口数3口) | 直接支援される場合は、 団体様へご確認ください。 |
金銭 | 振込 | ・銀行口座へ振込(郵便振替) | |
クレジットカード | ー | ||
物品 | 現在、個人様からの物品寄付は受け付けていません。 | 不用品をお金に替えてか らの寄付ができます。 >>モノで寄付の【モノドネ】 を詳しくみる https://monodone.com/donation_items/ | |
ボランティア | 各年間行事でボランティアを募集することがあります。 | フェイスブック・ツイッターなどのSNSで詳細をご確認後、 直接団体にお電話 かメールでご連絡くださ い。 |
物資での寄付をご検討中の方は団体へ直接お問い合わせください。
※「風の会」は税額控除対象外です。
>>NPO法人 風の会を応援する (https://monodone.com/detail/20)
モノドネでは、あなたの不用品を寄付金に変えることができる新しい仕組みです。
もう使わないけど捨てるにはもったいない。
そういったお品を寄付金に変えませんか?
手続きは3ステップ
-
寄付したい団体を選ぶ
モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。
-
申し込みをする
申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。
-
寄付品を発送する。
メールに記載された発送先へお品を発送する。
※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。
発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。
査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。
お品はそれを必要とする次の誰かにお繋ぎし、リユース・リサイクルされます
あなたにとっての不用品を、モノドネで社会に役立つお品に変えませんか?