モノドネ登録団体のご紹介Vol.20 _ 公益財団法人 日本骨髄バンク

モノドネ登録団体のご紹介Vol.20 _ 公益財団法人  日本骨髄バンク


今回の記事では、モノドネに登録されている団体様を紹介していきたいと思います。  
 第20回目は、「公益財団法人 日本骨髄バンク」です。

 

日本骨髄バンクの概要

法人名公益財団法人 日本骨髄バンク
設立1991年12月(財団法人骨髄移植推進財団設立)
住所〒101-0054 千代田区神田錦町3-19 広瀬第2ビル7階
公式ホームページhttps://www.jmdp.or.jp/

 

 

 

「日本骨髄バンク」とは

1991年12月18日に発足した日本骨髄バンクは、白血病などの血液疾患の患者さんを救うため、骨髄のドナー登録会、提供・移植に向けた連絡調整など「患者さんと提供ドナーをつなぐ」活動をおこなう法人です。2022年7月末現在で約54万人の方がドナー登録をしており、ひとりでも多くの患者救命に対応できる体制を整えています。また日本のみならず、国際協力のもと「台湾」「韓国」などにも骨髄提供をおこないます。  

非血縁者間(※2)の移植は、年間でおよそ1,200件、累計では約2万7,500件です。また令和2年度の寄付金総額は1億5,000万と、多く賛同者からも支援を受けています。  

現在、骨髄および末梢血幹細胞提供(※1)は、この日本骨髄バンクが主体となっています。


 ※1:血液中に流れ出した「血球(赤血球・白血球)をつくり出すもとになっている細胞」のこと  
 ※2:血縁関係に無い、他人同士のこと。  
 

 

 

新型コロナウイルスにより「登録機会が減少」

一方で、日本骨髄バンクへの年間ドナー登録が増え続けている訳ではありません。ここ数年は大規模感染などにより伸び悩んでいます。  

これまでの推移をさかのぼると、2014年が2万7,500人、2017年が3万4,400人、そして2019年には5万9,900人まで徐々に増加を見せていました。2019年の大きな増加は、競泳で東京五輪代表として出場した池江璃花子選手(20)が白血病を告白したことが要因とされています。また累計の登録者は、2004年に20万人、2008年に30万人、2011年に40万人、2022年現在は50万人以上となります。  

2020年は人類を脅かす感染症のパンデミック(新型コロナウイルス / COVID-19)により、2万8,900人まで減少。コロナまん延防止対策で大学・専門学校・高校などが休校を余儀なくされ、登録会が開催できないことでドナー登録の激減へと繋がったのです。  

全国がん罹患データ(2016年~2019年)によると、2019年に白血病と診断された患者は14,318人。そのうち未成年を対象にした「0歳〜19歳」では916人です。 「毎年数万人、累計54万人もいれば、適合するドナーも見つかるのでは?」   
このように思われる方もいると思いますが、ドナー適合は安易なことではありません。  

白血球の型が患者と一致する確率は、兄弟姉妹なら4人に1人、非血縁者なら数百〜数万人に1人と言われています。未成年の患者であれば、1/100としても最低9万のドナーを登録が必要な計算です。日本骨髄バンクと繋がりを持つ全国骨髄バンク推進連絡協議会の理事長も「不要不急でないとはいえ、登録数を増やすことは並大抵なことではない」と語っています。  

現在2022年も未だ回復の兆しが見えない状況のなか、引き続き登録会やメディアを 通じて開催などで普及啓発を呼びかけます。  

>>公益財団法人について(https://monodone.com/article/22)

 

 

活動内容、寄付の使い道

公益財団法人「日本骨髄バンク」のおもな取り組み・寄付金の使い道を紹介します。

 

  1. ドナー登録会・講演会の開催
  2. 骨髄提供・移植に向けた連絡調整
  3. 普及啓発用資材制作  
     

 

 

ドナー登録会・講演会の開催

日本骨髄バンクの活動の柱とも言えるのが、登録会・講演会の開催です。  
各都道府県の施設や学校にて、定期的にドナー登録会・講演会を開催しています。一人でも多くの患者さんに「移植の機会」を提供するためにも欠かせない活動です。  
こうしたドナー登録会・講演会には「骨髄という言葉はよく聞くけど、もっと具体的に理解しておきたい」という方々も多く参加します。

 

✓ドナー登録会・講演会の開催実例

  • 随時、各都道府県の赤十字血液センターなどで登録会を実施
  • 難病を骨髄移植で克服したプロスノーボーダー荒井「daze 善正さん」の講演
  • 自らの体験を語る講演会は、平成20年4月~平成25年11月末までで576件開催

 

✓寄付金の使い道  
登録会または講演会の開催費用、運営費

 

 

骨髄提供・移植に向けた連絡調整

ドナー登録された方に向け、骨髄提供・移植に関する連絡調整をおこないます。連絡調整は骨髄提供と末梢血幹細胞提供どちらも必要で、ドナー候補者になったことの通知、確認検査(問診、健康状態確認のための採血など)、最終同意(提供意思の確認)などを含む「全8ステップ」に関するものです。  
患者とドナー提供者に誤った情報を伝えないためにも、細心の注意のもとで行なわれます。

 

✓寄付金の使い道  
書類・アンケートの作成や問診など、登録〜骨髄採取までの必要な諸費用など

 

 

普及啓発用資材制作

骨髄提供・ドナー登録会・講演会の普及を推進するにあたり、資材制作も大切な活動です。資材制作では、一人ひとりに配付するパンフレット、施設や街中などに貼るポスターを制作します。こうした資材制作には多くの費用がかかり、多くの支援者からの寄付金で補っています。  

また、日本骨髄バンクは公式ホームページ内で「骨髄バンクスペシャルサイト〜教えて 骨髄バン子ちゃん!」を運営します。このサイトでは、ドナー登録に関するさまざまな情報を、わかりやすく丁寧に解説。また月ごとの登録者数や、実際に提供された方のインタビューも確認できます。  

日本骨髄バンクを応援される際は、ぜひ一度覗いていただければと思います。

 

✓普及啓発用資材制作の実例

  • 2021年に壁新聞ポスター&5枚組パネルをリニューアル
  • 貸出用の横断幕・のぼり旗・たすきなどの制作 (著名人パネルには、読売巨人軍監督の原辰徳さんなどがモデル)
  • 2023年6月末まで、ACジャパンの支援キャンペーン「おかあさんも、なおるかな?」 を開催中(テレビ・CM・中づり広告などで展開)  
     

>>骨髄バンクスペシャルサイト〜教えて骨髄バン子ちゃん!はこちら(https://www.jmdp-donor-special.jp/

 

✓寄付金の使い道  
パンフレット、ポスター、貸出用の広告資材制作のための費用

 

 

その他活動一覧

  • 骨髄バンク設立25周年記念全国大会を開催し、骨髄バンク事業に貢献のあった5団体に感謝状の授与(30周年記念大会はYoutube配信)

 

 

行政・教育機関・企業との連携、そのほか実績

日本骨髄バンクは、行政、各企業とも連携をして、骨髄ドナーの普及促進に取り組みます。

 

  • 内閣府  
     日本骨髄バンクの指導監督  
     
  • 厚生労働省  
     国民の理解の促進  
     情報の一体的な提供  
     研究開発の促進  
     国際協力の推進、など  
     
  • 日本赤十字社  
     骨髄・末梢血幹細胞ドナー登録、そのほか造血幹細胞提供関係事業者等に協力  
     移植に用いる造血幹細胞の提供に関する普及啓発、など  
     
  • LINE株式会社  
    「事業推進に関する協定を締結」  
     ドナーと同年代の患者・ドナーのインタビュー紹介  
     節目の数字達成に合わせて情報を提供 地域で開催される登録会場、イベントの案内 など  
     

>>行政・団体との連携を詳しくみる(jmdp.or.jp/about_us/overview/part.html)

 

 

日本骨髄バンクのメディア実績

メディア掲載・テレビ出演は、寄付団体を選んでいただく重要な要素のひとつです。  
日本骨髄バンクは各メディア露出などを積極的におこない活動域を広げています。

 

テレビ・ラジオ

  • 2014/10/4  
    BS日テレ  
    テーマ:「命のリレーの物語〜骨髄移植がつないだバトン〜」  
     
  • 2009/3/13  
    BSテレ東 / ドラマスペシャル  
    テーマ:「三十万人からの奇跡〜二度目のハッピーバースデイ〜」 出演:内山理名、永井大、東ちづるなど  
    クリック募金で500,000円の寄付金を集めた

 

WEBメディア掲載

  • 中日新聞
  • 中部経済新聞
  • 佐賀新聞 など

 

SNS・ブログ

SNS(フェイスブックやインスタグラム)やブログでも近況報告をされており、更新頻度も高めです。

 

ブログ(https://www.jmdp-donor-special.jp/)  
ツイッター(https://twitter.com/jmdp1789)   
インスタグラム(https://www.instagram.com/jmdp.donors/)   
フェイスブック(https://ja-jp.facebook.com/JapanMarrowDonorProgram/)

 

 

「日本骨髄バンク」へ寄付できるもの

公益財団法人「日本骨髄バンク」へ寄付できるもの、寄付の手順をご紹介します。  
応援したいと思った方は、ぜひ下記を参考にご支援ください。

寄付できるもの種類一般寄付  
賛助会員  
(個人一口10,000円、団体一口100,000円)  
遺産寄附
直接支援される場合は、 団体様へご確認ください。
金銭振込・銀行口座へ振込  
・インターネットからの募金  
・振込用紙を使って振込
 クレジットカード利用可能
物品不用品をお金に替えてからの寄付ができます。  
 >>モノで寄付の【モノドネ】を詳しくみる  
https://monodone.com/donation_items/
その他ポイントで寄付できます。ポイント寄付の詳細は、団体様へご確認ください。
ボランティアコロナ渦の影響により、現在ボランティアの募集 はありません。

物資での寄付をご検討中の方は団体へ直接お問い合わせください。  
※「日本骨髄バンク」は税額控除対象です。  
 

>>日本骨髄バンクを応援する(https://monodone.com/detail/23/)

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手続きは3ステップ

  1. 寄付したい団体を選ぶ

    モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。

  2. 申し込みをする

    申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。

  3. 寄付品を発送する。

    メールに記載された発送先へお品を発送する。

    ※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。

発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。 査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。

※寄付金控除を受けるには領収書が必要ですので、お申し込みの際に領収書希望を選択ください。

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