寄付とボランティアの違いとは?40代、50代が注目するプロボノも合わせて解説

寄付とボランティアの違いとは?40代、50代が注目するプロボノも合わせて解説

 

普段の日常で「ボランティア」という言葉を耳にすることも多いと思います。募金活動、環境保全活動、高齢者や子育ての支援、まちづくり活動、防災・災害の被災者支援活動など。ボランティアはさまざまな場所で行われます。

モノドネ(https://monodone.com/)が軸とする「モノで寄付」もそのひとつに分類しますが、じつは双方の根本的な意味は違います。

そこで今回の記事は、

  • 寄付とボランティアの違い
  • 近年、40代〜50代の方が注目する「プロボノ」

について詳しく解説しました。

 

ボランティアとは

ボランティア(volunteer)とは、自ら進んで社会活動に参加するコト・ヒトを指します。志願者・有志者とも言います。基本的にボランティアは「善意」でおこなうため、見返りや報酬は求めません。

ボランティアの活動例

ボランティアには次のような活動があります。

収集・募金活動  
大きな地震・火災による災害時、世界情勢、コロナウイルスまん延をきっかけに、物品の収集や募金活動が行われます。ボランティアの方々による収集活動が、多くの人の支えとなってきました。

日本が寄付ランキング最下位(https://monodone.com/article/20)なのは有名ですが、それでも年々「寄付市場が増加」するのは、一人ひとりの国や団体への寄付、ボランティア活動への参加によるものです。

自然保護・環境保全  
私たちの知らないところで、里山森林や自然環境を守るためのボランティア活動が行われます。 たとえば植物や生き物の調査・保護、森林を増やす活動、家屋のゴミ回収、公園のゴミ拾いなど、初めての方でも参加しやすいのが特徴です。

近年は高齢化が進み、人手不足で継続的な活動ができないのも現状です。興味がある方は、ぜひ各地域の募集団体へ相談してみましょう。

高齢者・障がい者・子育て支援  
各施設にいる高齢者・障がい者のサポート、子供たちの安全確保もボランティア活動の一つです。

高齢者の方々は、人とのつながりを持ちたいと考えます。コミュニケーションを取ってあげることで、1日でも楽しく過ごしやすい環境を提供します。

また身体・視覚・聴覚・精神など、さまざまな障害に対してのサポートや交流も盛んです。食事のお手伝い、手話をつかった会話など、障がいに合わせてボランティア活動は異なります。

子育て支援では、子どもが安全に暮らせるようなお手伝いをします。 たとえば、登下校中の安全確保支援(見守り隊)は、街のどこかで目にする方も多いのではないでしょうか。

ほかにも、運動会、発表会、部活動の支援などがあります。

各イベントの運営  
セミナー(講座)、フェスティバル、スポーツ、登山などのイベントに対しても、ボランティアで参加できます。

たとえばスポーツの場合だと「マラソン大会」が有名です。ランナー受付のための準備、大会運営 (コーンやバーの配置)に関わります。

防災・災害時の被災者支援  
大きな地震や津波などで家族や建物を失った被災者支援、被災地の復興もボランティアとして参加できます。

ボランティアでできる被災者(被災地)支援

  • がれきの撤去・分別
  • 泥だし
  • 室内清掃
  • 引っ越しの手伝い
  • 物資・衣類の仕分け
  • 炊き出し
  • 被害ボランティアセンター運営のお手伝い
  • 心のケアのお手伝い
  • イベント・サロン活動の支援、など

現在はコロナウイルス感染まん延防止のため、ボランティアを制限している地域もあります。各団体・自治体サイトで確認しておきましょう。

 

参加できる条件

ボランティアへの参加は「団体・法人が募集する活動内容」を理解できれば、スキル・経験を必要としません。  
ただし年齢、性別、国籍などの条件は各団体によって異なるため、あらかじめ理解しておきましょう。

 

寄付とは

寄付(Donation)とは、金銭・財産・物品などを無償で提供することです。ボランティアと同じで、報酬や見返りを求めません。公共事業、公益、福祉、宗教団体などさまざまな場所で寄付できます。

ボランティアとの大きな違いは「支援の対象」です。  
金銭や物品にて支援する寄付に対して、ボランティアでは時間や労力を必要とします。

寄付の活動例

寄付には次のような活動があります。

団体・法人に寄付  
最も有名なのは、NPO・NGO(非営利組織)、法人への寄付です。団体それぞれには活動目的や活動実績を公開しており、自分が応援したいと思う団体へ自由に寄付することができます。

振込・インターネットを使った方法が一般的です。

自治体に寄付  
地方自治体にも寄付できます。自治体とは、都道府県・市区町村を統括する行政機関のことです。地方公共団体と呼ぶこともあります。

自治体が重きとするのは「各地域のまちづくり」。集められた寄付金は、地域活性化のために役立てられています。

街角募金・コンビニ募金  
ボランティアでは寄付金の収集でしたが、寄付の場合は「募金する側」です。募金は、年末年始の催し、お祭り、コンビニ、スーパーなどさまざまな場所で行われます。

昨今では通販サイト(ヤフー、楽天、アマゾン)など、インターネットを使った募金も人気です。各通販サイトで貯めたポイントも使えます。

物資・不用品寄付  
不要品でも寄付できます。物資には団体ごとでルールがありますから、送る前に確認しておきましょう。対象となるのは、食品(期限に余裕がある)、生活用品や医療関連(未使用)、衣類など。

また直接の物資ではなく、不用品を一度お金に変えて寄付することも可能です。モノドネを使っていただくことで、さまざまな品物を各専門家のプロが査定して紹介団体様へ寄付できます。

ほかにも、寄付の種類、寄付するメリットをまとめています。

>>寄付の種類を詳しく見る(https://monodone.com/article/36)

参加できる条件  
寄付は誰でも参加できます。年齢・性別・国籍は問いません。ただし、インターネットや振込を使ったNPO法人などの寄付は、最低寄付額が設けられているケースもあります。

 

40代、50代も注目する「プロボノ」

プロボノという言葉をご存じでしょうか。  
プロボノ(Pro bono)とは、各分野の専門家がすでに所有している知識・スキルを「無償提供」し、 社会貢献すること。「公共善のために」という意味を持ちます。

数年前までは20代〜30代の方しか認知されていませんでした。しかし現在は、40代以降の専門家・なんらかのスキルを持った方に注目されているボランティア活動です。

 

プロボノ募集の一例

プロボノ募集には次のような活動があります。

カテゴリー活動内容詳細
地域活性化フードバンクフードロス削減活動の促進
コミュ二ティ運営動画撮影(出演)・映像編集 など
開業のお手伝い飲食店開業(カフェ、レストラ ンなど)の補助
IT関連ホームページ制作新事業を立ち上げるための、 サイト制作補助
アプリ開発スマートフォンのアプリ制作・ 補助
デザイン制作専用ソフト(Adobeなど)を用いた、ロゴ・バナー制作
言語関連英文アドバイザー翻訳、文字起こし
文章作成ライティング(PC作業)
専門職弁護士無料法律相談会の担当弁護士
税理士・会計士団体の税理・会計業務

 

プロボノのメリット

プロボノが注目される理由は、これまでの経験で得た知識やスキルがそのまま活かせること。  
仕事の延長線とはいえ、本職へのモチベーションやスキル向上にも繋がります。

 

参加できる条件

ボランティアと違い、プロボノは募集内容に合わせたスキルが求められます。  
たとえば、ライティングや文字起こしへの参加にはパソコンを用いた文章執筆の経験が必要ですし、弁護士や税理士などの専門性が高い職種なら、人に教えることができる知識を条件とする場合もあります。

プロボノは「マッチングサービス(仲介者)」で探す方法が一般的です。どんな募集があるのか、一度目を通してみましょう。

 

身近な行動とボランティア(寄付)の関係

みなさんが普段生活する中にも、ボランティアや寄付に繋がる娯楽・行動があります。

ギャンブル

趣味・娯楽として楽しむ方々も多いギャンブルは、ボランティア活動に一環していると言えます。

  • 宝くじ
  • 競馬・競輪
  • ボートレース

たとえば宝くじの売上の約40%ほどは、各都道府県の公共事業に、1%は社会貢献広報費に使われます。そのほか、競馬やボートレースの一部売上も、国内外の公益事業を実施する団体への支援に繋がります。

 

買い物・不用品売却

ものを買ったり売ったりすることも、ボランティアに関わります。

  • できるだけレジ袋をもらわない
  • 本当に必要なものだけ買う
  • 3R(reuse・reduce・recycle)を意識する

中でもひとり一人の3Rへの意識は、サステナブルな日本を作るうえで特に重要視してほしいとモノドネは考えます。  
>>3Rについて(https://monodone.com/article/16)

 

食事

「食べられないから残すのは当たり前」「食べ残し・ゴミを指定場所に捨てるのは面倒」

日本ではフードロスやゴミ捨て問題が非常に目立ちます。食事のこと一つでも良い社会づくりのきっかけになりますから、ぜひ認識しておきましょう。

  • 食べ残しをしない工夫をする(あらかじめ量を減らす・持ち帰りの相談など)
  • ゴミは指定場所に捨てる(できるかぎり分別)
  • 食品の買いだめを改める(必要な量だけ、通販やネットスーパーの活用)

これまでのボランティアと寄付についての解説から、皆さんがすでにボランティアへ参加していることも知っていただけたと思います。

被災者・福祉に関するボランティアやプロボノに興味がある場合は、モノドネでもさまざまな団体を紹介していますから、ぜひ相談してみてくださいね。

>>モノドネの団体一覧(https://monodone.com/)

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手続きは3ステップ

  1. 寄付したい団体を選ぶ

    モノドネ掲載団体の中から、あなたが応援したい活動団体を選びます。

  2. 申し込みをする

    申し込みフォームに必要事項を入力し、完了メールを受け取る。

  3. 寄付品を発送する。

    メールに記載された発送先へお品を発送する。

    ※買取王国系列店舗への持ち込みも可能です(一部対象外店舗あり)。

発送されたお品を専任スタッフが査定し、その査定額全額があなたの選んだ活動団体への寄付金になります。 査定額はメールにてお知らせします。
選んだ活動団体が寄付金控除対象団体であれば、寄付金控除を受けられます。

※寄付金控除を受けるには領収書が必要ですので、お申し込みの際に領収書希望を選択ください。

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