クラウドファンディングは寄付の一種?違いは何?メリット・デメリットや事例まとめ

クラウドファンディングは寄付の一種?違いは何?メリット・デメリットや事例まとめ

 

クラウドファンディング・募金・ボランティア・ふるさと納税。寄付について調べていると、さまざまな支援方法を目にする機会も多いです。中でも、クラウドファンディングはそもそも寄付となにが違うのか、どちらのほうが社会貢献につながって国を良くできるのか、選択で迷うこともあると思います。

そこで今回のモノドネは、クラウドファンディングと寄付(ボランティア)の違い、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

 

寄付とは?

寄付とは、自発的に自分が実現したい理想・希望に向けて、金銭を特定の団体に贈る行為をいいます。    
世の中には、数々の社会問題の解決に向けて活動する団体・組織が山ほど存在します。たとえば、障害者雇用、孤児の増加傾向、犬や猫の動物焼却処分などです。

メリット

寄付のメリットは2つです。

  • 社会貢献の参加を実感しやすい
  • 寄附金控除が受けられる

社会貢献の参加を実感しやすい    
まず、寄付のメリットに「社会貢献している」という実感を得られやすい点があげられます。金銭で支援を求める団体・組織は「寄付金の使い道を開示」する必要があり、活動内容に応じて自由に応援することができます。最低寄付額は団体によりますが、一般的には一口1000円、楽天やAmazonなどのネット型寄付では100円から募金が可能です。

寄附金控除が受けられる    
金銭での寄付は「寄附金控除」を受けられるのもメリットの一つです。    
寄附金控除とは、本来、国に納める税金を「特定のNPO団体・自治体に寄付する」ことで、納税額を減らせる制度です。ふるさと納税サイトを使った方法では「地域の返礼品」を受け取ることもでき、昨今では「20代〜40代」の若い世代の方にも注目されています。    
>>ふるさと納税を詳しくみる(https://www.soumu.go.jp/main_sosiki/jichi_zeisei/czaisei/czaisei_seido/furusato/about/)

デメリット

寄付のデメリットは2つです。

  • 寄付するための金銭が必要
  • 使用目的が不透明な場合がある

 

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは「群衆(Croud)」と「資金調達(Funding)」という言葉を組み合わせた造語です。インターネットを用いて不特定多数の人に資金提供を求め、サービス・商品の趣旨・個人のアイデアや想いに賛同した人から資金を集める方法です。

2001年のArtistShereの運営により、世界中のさまざまな企業から注目を浴びました。    
その後はインターネットが普及するとともに、米国2大のクラウドファンディングサイト「Indiegogo」や「Kickstarter」、日本では2011年に「READY FOR」がサービスを開始。

 

クラウドファンディングの仕組み

クラウドファンディングは、起案者と賛同者(支援者)から成り立ちます。    
起案者は「商品・アイデア・想い」を提供するとともに、目標資金を設定して支援を呼びかけます。支援者はお気に入りのプロジェクトを見つけて、クラウドファンディングサイトを通じて起案者に資金を提供します。

またクラウドファンディングが選ばれるにも、それなりの理由があります。

  • 新規事業をスモールスタートするための資金調達
  • 商品やサービスの需要を、マーケティング観点で試せる
  • 自分の想いや夢を実現するための可能性を秘めている、など

クラウドファンディングは成功率が30%とも言われています。    
つまり3つのアイデアに1つは、支援者からの資金調達に成功しているのです。

利用手数料はかかるものの、融資やローンと違い返済のリスクがなく、誰でも手軽に挑戦できるのも大きな魅力ですね。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングには、融資型・株式投資型・不動産投資型・購入型・寄付型の5つの型に分類できます。    
規模が最も多いのは「融資型」ですが、昨今CMなどでよく目にするのは「購入型」です。各クラウドファンディングサイトでも、起案者・支援者の利用者は増加しています。

実際に購入型は2017から2019年の3年間で「2倍以上」の規模に成長しました。

購入型の大きな特徴は、支援する側はリターンとして商品やサービスを受け取れることです。購入型にも「All or Nothing型」「All In型」2種類あります。

All or Nothing型希望金額に到達しない場合、お金は支払わなくていい・リターンもない
All In型起案者の希望金額に届かなくてもプロジェクトは進行する

また2020年に突如世界を襲った新型コロナウイルスの流行で、寄附型クラウドファンディンの利用者も増加しています。寄附型は金銭リターンがありませんが、寄附金控除(寄付のメリットでも紹介)などの税制優遇を受け取れます。

クラウドファンディングのメリット・デメリット

クラウドファンディングのメリットは、起案者・支援者でそれぞれ異なります。

起案者のメリット・デメリット    
起案者の場合は、挑戦するハードルが低くリスクヘッジが効く反面、必ずしも成功するか不明確なのが大きなポイントです。また使い方次第では、手数料や管理費が大きく嵩むこともあります。

メリット
  • 個人でも企業でも、手軽に挑戦できる
  • 目標以上の、多額の資金調達も期待できる
  • 融資・ローンと違って、返済のリスクが少ない
デメリット
  • 目標金額に達するかは分からない
  • 目標金額を下回ると資金調達できないこともある
  • 資金調達するまでの期間が長いために、管理コストが増す
  • プロジェクト中止した場合、支援者への返金対応・謝礼が必要
  • プロジェクト遂行には手数料がかかる

支援者のメリット・デメリット    
支援者の場合は、参加するクラウドファンディングの型・結果によって魅力的なリターンが得られる一方、支援後のキャンセル・例外が発生することも視野に入れないといけません。

メリット
  • 応援するプロジェクトを通じ社会貢献することで、満足度を得られる
  • 購入型プロジェクト等では、魅力的なリターンを期待できる
  • ただリターンを得るだけでなく、社会と繋がることができる
デメリット
  • プロジェクトが始まらない可能性もある
  • 一度支援するとキャンセルはできない(寄付も同じ)
  • 本来の目的に使われないケースもある

 

寄付とクラウドファンディングの違い・選び方

ここまで寄付とクラウドファンディングの特徴を見てきました。想いに賛同する意味では、いわばクラウドファンディングも寄付の一種ですが、両者の最も大きな違いは「リターン有無」でしょう。基本的に募金などの寄付は「金銭的なリターンを求めないボランティア」ですが、一方でクラウドファンディングは投資に近い寄付と言えるでしょう。

社会への参加を考えている方で「どちらを選べばいいのだろう…」とお悩みになる方もいると思います。選択する上で大切なポイントは3つ。

  1. 本当に実現したいと思う内容か
  2. 金銭リターンをどこまで求めるか
  3. 好き・嫌いの感情だけで決めない

「モノや金銭がもらえるから」「流行っているから」などの理由で決めると、寄付や支援する本来の目的を見失う可能性もあります。    
寄付をおこなううえで重要視すべきは「団体」「人」であり、起案者を「応援したいと思うか」です。    
世の中の現状問題に対する見方をあらためてからクラウドファンディングサービスや団体の活動内容に目を通すと、新しい発見があり、視野も広がると思います。

 

クラウドファンディングの成功例

クラウドファンディングの成功例、集まった寄付金の使われ方を、過去に話題となった実例やモノドネ登録団体の取り組みを元にまとめました。

 起案者(企業)・団体プロジェクト名寄付総額
クラウドファンディ ング「この世界の片隅に」製作委員会監督:渕須直氏映画「この世界の片隅に」アニメ製作費39,121,920円
西野亮廣氏絵本「えんとつ町とプペル」製作費、子供たちにプレゼント

製作:1億以上

プレゼント: 32,784,000円

ソニー社「HUIS」〜 家中の家電のリモコンを1台に集約できる学習型リモコン5,000,000円(25時間で達成)
登山家・栗城史多氏エベレストへ登山してその風景を生中継するというプロジェクト20,209,000円
モノドネ登録団体ドナルド・マクドナルド・ハウス(https://monodone.com/article/49)全国11カ所のドナルド・マクドナルド・ハウスに来年開設予定の「にいがたハウス」を加えた12ハウスの運営費5,309,000円
認定NPO法人テラ・ルネッサンス(https://monodone.com/detail/25/)ウクライナ・コンゴ危機|「いのち」を守る緊急支援180,000円
一般財団法人あしなが育英会(https://monodone.com/detail/17/)遺児たちに希望のチカラを届けたい5,018,000円
認定NPOセカンドハーベスト(https://monodone.com/article/32)誰もが食事に困らない社会の実現を。より多くの方に食を届けたい1,444,000円
認定NPO法人ポパイ(https://monodone.com/article/44)ポパイ座銀河団、ファーストアルバムリリースプロジェクト!660,000円
認定NPO法人 ピースウィンズ・ジャパン(https://monodone.com/article/51)ロシア侵攻に伴う緊急支援58,771,000円

寄付とクラウドファンディング、どんな支援のかたちであろうと、まずは自身の生活と関連性のあるプロジェクトを応援してみてはいかがでしょうか。

>>「モノで寄付できる」モノドネはこちら(https://monodone.com/)

 
 
 
 
 
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